小さなプロ集団だからこそできる建築への提案がある
レイズが得意とする三つの仕事とは
仙台市若林区にある株式会社レイズは、建築のプロフェッショナル6名が集う会社です。新築建物の販売や施工を通じて社会に貢献し、お客様の満足を得ることを基本精神に、2009年8月に創業しました。
取締役で営業部長を務める箭内学さんは仙台市の出身。東京の大学を卒業後、大手ハウスメーカーで営業職に従事し、じつに百件以上新築物件を手がけた営業のプロです。「まだ歴史は浅いですが、一般住宅の新築・リフォームからマンションの新築まで、お客様のさまざまな要望に応えられる会社です。また木造や鉄骨、2×4、鉄筋コンクリートといった素材にこだわらず、どのような建物の提案・施工にも携われるプロ集団です」と、自らの会社をアピールする箭内さん。実際に工事を手がけるスタッフも、10階以上のマンションやガソリンスタンド、大型店舗などを施工した経験豊富な人材で構成されています。
ちなみに会社名の“レイズ”は“人を育てる”という意味合いから命名されました。お客様はもちろん、関連業者の方々や同社の社員など、人を大切にしたいという思いが込められているそうです。
建築全般のトータルプロデュースを手がけているレイズでは、得意とする業務が三つあります。一つ目は、空気の力を利用して地震から家を守る「エアー断震住宅」の施工。次に、不動産を収入型住宅にしてお客様の資産を運用する「プラステージ」の提案。最後に、仙台にはまだ数少ない戸建賃貸住宅「レントハウス」の施工・運用などです。
これらの仕事は通常の建築技術のみならず、家賃の収支やローンの支払いなどを含めた運営面での精通者がいないとできない業務ばかり。今まで関東圏と仙台で20年近くの営業経験がある箭内さんは「大手メーカーにはできない、自分たちだからこそ対応できる仕事を、地道にコツコツと取り組んでいます」と、ほほ笑みます。
一歩先行く“エアー断震”で宮城の家を守る
三つの得意分野の中でも、エアー断震の家づくりは宮城県で同社だけが施工できる特殊技術です。
「エアー断震とは免震技術の一種。簡単に説明すると、空気の力で家を基礎から浮かし、家の中に揺れを伝えなくする新しい地震への対策方法です。耐震や制震と違い、地震のダメージからいち早く立ち直れるのが特長です」
従来住宅の地震対策は、大きく分けて「耐震」「制震」「免震」などがあります。耐震は文字通り地震に耐えうる家の施工のことで、震度6程度の地震1回では倒れないという耐震基準をクリアした建物を指します。また制震は、揺れを吸収する構造の「制震装置」を設置した施工技術のこと。耐震と制震はどちらも家自体が倒壊する可能性が低くなるものの、揺れが大きく家具や人が転倒する恐れがあり、中には大ケガをしてしまうケースも少なくありません。
対する免震は、家の基礎と家屋の間に特殊ゴムや金属製のボールなどを挟み込むことで、家自体の揺れを少なくするというメリットがあります。ただし施工の際にかかる経済的な負担が大きく、家の大きさなどにもよりますが通常価格+500〜600万円の費用が必要になるといったデメリットがあります。
「エアー断震は施工やメンテナンスが簡単。費用についても一般的な免震に比べて半額の300万円程度で施工することができます。いま最も新しく、お客様にとって一番優しい地震対策です」
今後かなりの高確率でやってくると言われている宮城県沖地震。「地震の多い宮城県だからこそ必要な地震対策」だと考えたレイズは、エアー断震を開発した茨城県のツーバイ免震住宅株式会社と昨年ライセンス契約を締結しました。今後は宮城県唯一の正規代理店として、本格的なエアー断震の普及に尽力するそうです。
施工主のより良い住環境づくりのために
レイズではエアー断震の普及のみならず、収入型住宅や戸建賃貸住宅の施工・運営などといった、さまざまな建築の仕事をしています。「自分たちの仕事のすべては、お客様のことを第一に考えた結果です」と話す箭内さん。従来の住宅メーカーのようにただ既存の家を売るだけではなく、施工主のライフスタイルにあった住宅の建築や運用などを考え提案することで、レイズの基本理念である「お客様の満足」を大切にした会社の運営を目指しています。
箭内さんの営業のモットーは“お客様の満足”です。今までに関わったすべてのクライアントのお役に立ちたいといった思いから、昨年独学で二級建築士の資格を取得しました。ただ家を売るだけではなく、設計士の目線から常にお客様にとっての頼れる“総合プロデューサー”でありたいと考えた末でのチャレンジだったそうです。
「レイズは、お客様が本当に幸せになるための家づくりがしたいとの思いから誕生した会社です。どんな些細な事でもかまいませんので、建物のことならまずレイズにご相談ください」
(取材年月:2010年1月)